ついに公開されたMTOS。本家MTから削られる機能は無いどころか、機能追加された最新版がオープンソースとして公開される模様です。
あちこち機能追加があるようですね。色々仕事そっちのけで触ってみていますがおもしろいです。
テンプレートタグも、結構な数が追加されているようです。以下、特に気になったいくつかのタグを、実際に試してみました。
- MTFor
指定した回数繰り返すブロックです。あると間違いなく便利なタグですねー。
次のようなモディファイアが利用できるようです。「|」で区切ったものは、同じ動作と思われる物です。
- from | start
- to | end
- increment | step
- glue
- var
以下のようなテンプレートの出力は、- MTIncludeBlock
ちょっと難しそうなブロックタグ。どうやらブロックの内側のテンプレートをビルドした結果を、contentsという変数に設定した上で、モジュールやファイルのインクルードを実行するようです。
たとえば、以下の内容で、「staybold」という名前のモジュールテンプレートを作成します。
<b><mt:getvar name="contents"></b>
で、テンプレート中で以下のように利用すると<mt:includeblock module="staybold"> <mt:blogname> </mt:includeblock>
こう出力されます。<b> My First Blog </b>
これまた新機能のグローバルテンプレートと組み合わせると便利かもしれません。右側のインクルードモジュールへのショートカットにリストされないですね。フィードバックしまっせ。
- MTSetVars
- 複数の変数を一括で設定できるブロックタグです。一行に一つずつ、「変数名」=「値」と言う形で記述します。ブロックの中に書かれたMTタグも展開される模様です。
<mt:setvars> blogname=<mt:blogname> version=<mt:version> </mt:setvars> <mt:getvar name="blogname">は<mt:getvar name="version">で作成されています。
上記テンプレートの出力は次のようになります。My First Blogはboomerで作成されています。
- MTBlogTemplateSetID
- MT4.0リリース時の開発者向けカンファレンスでも触れられていた、テンプレートの一括操作に関するタグでしょうか。詳細不明。いまのところ、管理画面からテンプレートセットを操作できる箇所は見あたりません。coreのレジストリにもTemplateSetについての記載があるのですが、登録されているのはデフォルトのテンプレートセットひとつのみでした。これから機能が追加されていくのでしょう。夢がひろがりんぐですね。
<mt:for start="2" end="10" step="2" var="loopnumber"> <mt:getvar name="__counter__">番目のループ、数字は<mt:getvar name="loopnumber">です。</mt:for>このようになります。
1 番目のループ、数字は2です。
2 番目のループ、数字は4です。
3 番目のループ、数字は6です。
4 番目のループ、数字は8です。
5 番目のループ、数字は10です。
以下、その他追加されたと思われるテンプレートタグの一覧です。適当にdiffをとっただけなので間違ってたらごめんなさい。
- MTIfBlog?
- MTIfAuthor?
- MTAuthorHasEntry?
- MTAuthorHasPage?
- MTAuthorUserpicAsset
- MTEntryAuthorUserpicAsset
- MTCommenterUserpicAsset
- MTNotifyScript
- MTCommenterUsername
- MTCommenterUserpic
- MTCommenterUserpicURL
- MTCommenterID
- MTCommenterURL
- MTAuthorUserpic
- MTAuthorUserpicURL
- MTEntryClassLabel
- MTEntryAuthorUserpic
- MTEntryAuthorUserpicURL
- MTCommentLink
- MTCategoryCommentCount
- wrap_text
記事中の記述については、執筆時点の開発版に基づいています。将来的には色々変更があると思います。