コンピュータ音楽―歴史・テクノロジー・アート

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前回の記事で書いたsonificatorの開発が思いの外面白く、勢い余って買ってしまった。コンピュータで作曲や音声合成を行うための理論が網羅的に解説されている大著。

コンピュータ音楽―歴史・テクノロジー・アート
Curtis Roads 青柳 龍也 後藤 真孝
4501532106

「訳者らあとがき」によれば原著は1996年とのことで、実に15年前の内容。記述が古い箇所が多いことも否めない。例えば、現在のDAWのようにMIDIイベントとオーディオ波形が並んで表示されているシーケンサー画面について「グラフィカルな表現は、純粋な MIDI データとオーディオ波形間の時間的な対応を見るのに便利である(p 608)」と解説してある。 まだ同時には再生できなかったのだ!

理論的な部分での充実度は尋常ではなく、多くのシンセサイザーやエフェクターの原理から、グラニュラーシンセシスの理論的背景まで、自分には十分すぎる範囲がカバーされている。殆どの場合、今でも不足を感じることは無いと思う。

十年くらい前に音楽系のプログラミングに凝っていた時期があって、その時に図書館で借りて頑張ってひと通り読んだ。ここ5-6年はソッチ系のことを殆どやっていないので、大分忘れてしまった。素人の手習いに過ぎないが、また頑張って読もうと思う。当時は手元に置いておきたくてもあまりに高くて手が出なかったが。。。いや、今でも十分財布に厳しいぞ。もとを取るためにもsonificatorはしばらくいじり続けたいと思います。